ニュース

シンポジウム「阪神・淡路大震災30年と次世代の多文化共生~問われる日本の教育と若者の未来〜」

 

開催日時:2025年1月25日(土)13:00~17:30
形態:対面・オンライン ハイブリッド
対面開催地:関西外国語大学 中宮キャンパス マルチメディアホール(大阪府中宮東之町16-1)

6,434人の犠牲者を出した阪神・淡路大震災が発生してから、1月17日で30年を迎えます。南京町や外国人学校・民族学校での炊き出しを含め、ルーツ関係なく同じ被災者として助け合いが始まり、関東大震災と同じ轍を踏むまいとボランティアや活動家らによる被災外国人に対する支援活動が繰り広げられたことから、「多文化共生」という言葉が広まりました。
現在の「多文化共生」という言葉や概念には課題も多いですが、30年という大きな節目を迎える今、その原点に立ち返り、高等教育という切り口から次世代の多文化共生について考えたいと思います。
日本学術会議地域研究委員会多文化共生分科会では、令和2年(2020年)8月に「外国人の子どもの教育を受ける権利と修学の保障―公立高校の「入口」から「出口」まで」と題した提言を発出しました。本シンポジウムでは、高校卒業後の進路、特に大学進学と高等教育に焦点を当て、この30年で何を達成し、何がまだ大きな課題であるのかを、様々な角度から照らし出し、共に考えてみたいと思います。

主催:関西外国語大学国際文化研究所/日本学術会議地域研究委員会多文化共生分科会
チラシ・プロフィール等詳細は
https://www.scj.go.jp/ja/event/2025/376-s-0125.html
https://www.kansaigaidai.ac.jp/headline/detail/?id=889

プログラム:
開会挨拶 竹沢泰子(日本学術会議会員/関西外国語大学国際文化研究所)

第一部 映画上映 (13:00~14:10)
司会 吉村真子(日本学術会議連携会員/法政大学)
「レモン」 (制作 松原ルマ8分)
「はざま-母語のための場をさがして」 (監督 朴基浩 38分)

第二部  シンポジウム (14:30~17:30)
司会 チャクル・ムラット(関西外国語大学短期大学部)
趣旨説明 竹沢泰子

講演1:吉富志津代(武庫川女子大学)
「教育の視点で「多文化共生」の30年を振り返る ~たかとりコミュニティセンターの活動から〜」
講演2:松原 ルマ ユリ アキズキ(会社員)
「多文化共生を、自分の経験から振り返る〜」
講演3:朴基浩(映像作家/NPO IKUNO・多文化ふらっとアドバイザー)
「外国ルーツの若者にとっての大学進学~母語教室をめぐる映像制作から見えてきたもの」
講演4:稲葉奈々子(日本学術会議連携会員/上智大学)
「多文化共生の対象外とされる子どもたち〜社会統合を高等教育の現場から考える〜」

全体討論 コメント:清水睦美(日本女子大学)

申込み :参加費無料・要事前申込(来場の事前申込が困難な方は、会場で手続きします)
参加申し込みフォーム:https://www.ocans.jp/kansaigaidai/schedule?fid=R8C6tqGZ
申込期日:会場:1月23日(木)まで。オンラインは開催日当日まで

問い合わせ : 関西外国語大学研究支援センター
メールアドレス: iri-2024(a)kansaigaidai.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください。

国際理解教育学会主催「私たちがつくるユネスコ教育勧告—<コンヴィヴィアル>から開く14の扉—」

 

開催日時:2025年 1 月11 日(土)13:00-17:30(予定)
会場:聖心女子大学ブリット記念ホール

2023年11月に、世界共通の教育指針ともいえるユネスコ国際教育勧告が、半世紀ぶりに改定されました。「平和、人権および持続可能な開発のためのユネスコ教育勧告」(略称)として、国際理解教育をはじめ、ESD、SDGs目標4の、源流ともいえる勧告です。

このたび、日本国際理解教育学会では、本勧告をより理解し、より考え、より活用していくために、イベントを企画しました。本イベントでは勧告が伝える「コンヴィヴィアル」や「ダイパーシティ」などの重要性について改めて確認し、ワークショップを通して、皆で日本の教育課題や将来の可能性を話し合います。

また同勧告のエッセンスを考えるための、授業や教員研修などですぐに活用できる、カード型教材・「私たちが作る平和・人権・持続可能な開発」も、皆さんと共有いたします。
ふるってご参加下さい。

〈当日プログラム〉
挨拶(ビデオメッセージ)Cecilia Barbieriさん(UNESCOグローバルシチズンシップ教育課課長)

第1部 基調講演  西野博之さん(フリースペースたまりば代表)
   対談 聞き手 永田佳之さん(聖心女子大学現代教養学部教育学科教授)

第2部 パネルディスカッション
  住田昌治さん(湘南学園 学園長) 
  孫美幸さん(文教大学国際学部国際理解学科 准教授)
  肥下彰男さん(大阪府立西成高等学校 教論)

第3部 ユネスコ教育勧告のエッセンスを学ぶワークショップ

〈お申し込み〉
下記リンクよりお申し込み下さい。
https://x.gd/iSKes
申込期限:2025年1月10日(金)正午まで
オンライン参加を希望されている方にはイベント前日にURLを送付いたします。

〈お問い合わせ先〉
国際理解教育学会事務局
jaie.jimu.office[@]gmail.com
(送信前に@前後の[ ]を外して送信して下さい。)

教育関連学会連絡協議会 公開シンポジウム「日本における教育学研究の国際化の現状と課題──教育関連学会の国際交流・海外発信の動向を踏まえて──」(2025年3月8日)のお知らせ

 日本における教育学研究の国際化の必要性が叫ばれて久しい。多くの教育関連学会では、国際交流委員会が設立され、国際シンポジウムや課題研究の企画、国際セミナーやワークショップの開催、学会間の相互交流やネットワークづくりなどがおこなわれている。特に、近年では、海外の最新の教育学研究の知見や成果を日本に紹介するだけにとどまらず、日本からの研究成果を国際的に発信することにも力が入れられている傾向にある。日本の教育学研究者の国際学会への派遣やシンポジウムの企画、海外大学や国際学会での基調講演やセッションの実施、英語やその他の外国語での著書や論文の発表など、教育学の国際化はますます進展してきている。
 一方で、日本の教育学研究にかかわるそれぞれの学会や学問がどのように国際交流や海外発信をしているのか、学会間・学問間の相互の情報については必ずしも十分に共有されていない。しかし、今後の教育学のさらなる国際化に向けては、各教育関連学会が個々別々に国際交流・海外発信をおこなうのみならず、日本の教育学全体(オールジャパン)としてそれを進めることも求められてくるように考えられる。
 そこで、本シンポジウムは、日本における教育学研究の国際化の現状と課題について、それぞれの教育関連学会の国際交流・海外発信の動向の観点から考え議論することにしたい。

日時:2025年3月8日(土)14:15~17:15(途中休憩あり)
開催方法:オンラインZoomウェビナー
お申込み:下記のURLはたはフライヤー内の二次元コードよりお申し込みください。
2025年3月5日までにお申し込みいただいた方に、Zoomウェビナーの参加方法をご連絡します。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScVrjc3DFx4MU6jTzfOGEUIonlyd9JozMlzc6bK

rmwGsRmdkw/viewform?usp=sf_link

登壇者  林寛平(日本教育学会 信州大学准教授)
     室井麗子(教育哲学会 岩手大学准教授) 
     川村肇(教育史学会 獨協大学教授)
     徳永智子(日本教育社会学会 筑波大学准教授)
     倉本哲男(日本カリキュラム学会 静岡文化芸術大学教授)
     矢野博之(日本教師教育学会 大妻女子大学教授)
     植田みどり(日本教育行政学会
          国立教育政策研究所教育政策・評価研究部 総括研究官)
     本図愛実(日本教育経営学会 宮城教育大学教授)
     黒田一雄(日本比較教育学会 早稲田大学教授)
     門田理世(日本保育学会 西南学院大学教授)
指定討論 北村友人(東京大学教授)
     米澤彰純(東北大学教授)
司会   勝野正章(教育関連学会連絡協議会代表 東京大学教授)
     上野正道(教育関連学会連絡協議会事務局長 上智大学教授)

主催:教育関連学会連絡協議会
問い合わせ先:教育関連学会連絡協議会事務局(日本教育学会事務局内)
       jimu@jera.jp

日本教育学会 緊急セミナー第3弾「世代を超えて原爆投下の想起文化を受け継ぐ──2024年ノーベル平和賞をふまえて」

 

日時: 2024年12月29日(日) 15時30分から17時30分

形式: オンライン(Zoomウェビナー)※アーカイブ配信はございません。

事前申し込み: 12月27日14時までに、下記のフォームにお申し込みください。申込者にZoomウェビナー参加方法に必要な情報をメールにてお送りします。
https://forms.gle/RpJSwUnBFKuWWcoU9

 

趣意文:
2024年10月11日、ノルウェー・ノーベル賞委員会は同年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与することを発表しました。同委員会は日本被団協が「目撃証言を通じて核兵器が二度と使われてはならないことを示してきた」(*)ことを評価し、同時に「肉体的苦痛や辛い記憶にもかかわらず、多大な犠牲を伴った経験を平和への希望と誓いに捧げることを選んだすべての被爆者」への敬意を表しました。授賞理由では、核兵器の使用は道義的に許容できないとする「強力な国際規範」(核のタブー)の保持が人類の平和な未来の必須条件としていかに重要であるかが強調されています。その文面からは、「今日、核兵器使用に対するこのタブーが圧力にさらされている」ことへの憂慮と危機意識がこうした主張の背景にあることがわかります。

日本教育学会では、「人類の歴史の今こそ、核兵器とは何かを再認識する」意義があるとするノーベル賞委員会のメッセージを受け止め、この問題を広くかつ継続的に問い直すためにオンライン・セミナーを企画しました。先の授賞理由には、教育にまつわる言葉(educational, educating, inspiring, culture etc.)が頻出しています。そうしたことにすでに滲み出ているように、この問題は教育学にとっても無縁ではありません。その中心にあるのは、地球規模の危機に対して教育に何ができるか、という問いです。本セミナーがノーベル平和賞受賞記念の一過性のイベントとなるのではなく、本学会の内外で問い直しが継続していくための一助となることを願っております。
今回、私たちがとくに注目したのは、原子力爆弾投下に関する「強固な想起文化と継続的な取り組みによって、日本の新たな世代が被爆者の経験と思いを語り継いでいます」という授賞理由の一文です。ノーベル賞委員会は、被爆体験者の証言が「唯一無二」の役割を果たしてきたことを指摘しています。戦後80年が経とうとしている現在、そのような「自らの経験に基づく教育促進の活動」から次世代による記憶継承の試みへの転換期に差し掛かりつつあります。今、「新たな世代」は何を試みているのか。その背景にどのような思いがあるのか。世代を超えて原爆投下の想起文化を受け継ぐことはいかにして可能であるか。原爆投下の記憶継承と平和に向けた活動に参加している若い方々にもご登壇いただき、彼女ら彼らとともに地球規模の危機と教育の問題について考えます。
これまで日本教育学会では、緊急セミナー「ウクラナ情勢を考える──教育学に何ができるか」(2022年3月24日)、そして緊急セミナー第2弾「コロンビア大学の学生デモから見る教員のジレンマと進行する正義の危機」(2024年8月7日)を実施してきました。今回のセミナーをその第三弾として位置づけたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。

* 2024年ノーベル平和賞授賞理由については以下のノルウェー・ノーベル賞委員会のオフィシャルサイトを参照しました。上述の趣意文において鉤括弧で示されている部分は上記サイトにおける授賞理由(英語、ノルウェー語、日本語)からの引用です。ただし、日本語については一部訳語を変更している箇所があります。
The Nobel Peace Prize 2024 – Press release – NobelPrize.org
https://www.nobelprize.org/prizes/peace/2024/press-release/
(閲覧日 2024年11月2日)

 

プログラム:

開会挨拶  小玉重夫(日本教育学会会長・白梅学園大学学長)

報告1  羽山嵩裕(明治学院大学法学部政治学科2年生)・高田春奈(東京大学大学院・院生/日本サッカー協会常務理事)
羽山さんは長崎県雲仙市出身。高校時代は第24代高校生平和大使および高校生1万人署名活動メンバーとして活動。現在も持続可能な長崎の平和アクション実現に向け、長崎を中心とした1都5県の大学生で様々なプロジェクトに挑戦中です。
高田さんは長崎県佐世保市出身。2020年から22年まで長崎のJリーグクラブV・ファーレン長崎の社長在任中、高校生平和大使との連携協定を結ぶなど、サッカーを通してより多くの人に平和への思いを伝えられるような平和活動を推進されています。2021年から長崎市平和宣言文起草委員会委員。

報告2  持田杏樹(広島市立基町高等学校3年生)
持田さんは基町高校美術部有志が取り組む「次世代と描く原爆の絵」プロジェクトに参加しています。被爆体験証言者の記憶を絵にする活動を通して感じた平和への思いを、講演やギャラリートーク、交流会などを通して発信されています。

報告3  片山実咲(東京大学大学院・院生/国連軍縮部ユース非核リーダー基金第1期生)
片山さんは核廃絶のための街頭署名活動やユース非核特使として複数の国際会議に参加し、市民の声を届けていらっしゃいます。東京大学大学院学際情報学府の博士課程に在籍し、デジタルテクノロジーを用いた平和学習の新たな方向性も模索されています。

小休憩

指定討論 草原和博(広島大学)
草原さんの専門は教科教育学・社会科教育学。広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)の取組として、中高生を対象に、ヒロシマをめぐる記憶・物語の批判的な継承と対話的な再構築をめざした実践研究を実施されています。草原さんには,三つの報告後のコメントと討論への参加を担当していただきます。

討論

閉会挨拶 山名 淳(東京大学大学院・教授)

司会: 小野明日美(筑波大学人間系・特任研究員)・山名 淳

 

主催・お問い合わせ:日本教育学会事務局 jimu@jera.jp

日本教育学会 オンラインワークショップイベント 2024 大学生・高校生と教育学者との対話 ——未来を生きる私たちが学校で本当に学びたいこと——

日本教育学会広報委員会は下記イベントを開催いたします。

ご関心のある大学生・高校生の方は奮ってご参加ください。

※大学生・高校生以外の一般の方への参加案内は2025年1月ごろを予定しております。

 日本教育学会では、時代に即した教育の姿を考えていくために、教育学と教育実践に関心を
もつ大学生・高校生と教育学者とが対話し、ともに議論するオンラインワークショップイベントを、
2025年2月21日(金)に開催いたします。
未来を生きる大学生、高校生から学校で本当に学びたいことは何かが語られることを起点に、
大学生、高校生、教育学者・教育者がそれぞれの視点から現在の学校教育を問い直し、改善する方向性をともに見出そうというイベントです。
概要は告知文にてご確認ください。2024年9月1日から大学生の参加者の募集が開始されます。

1. 主催:

一般社団法人 日本教育学会

2. 応募資格:

イベントの趣旨を理解していただいた上で、「未来を生きる私たちが学校で本当に学びたいこと」について事前に自らの考えをまとめ、
オンラインワークショップイベントを通じて教育学者とともにその考えを深めようとする意欲をもつ大学生、および高校生。

 

3. 応募にあたって:

「未来を生きる私たちが学校で本当に学びたいこと」について、
ご自身の考え・思い・ 理由を 400 字程度で簡潔にまとめ、応募フォームより送って下さい。

イベント当日、みなさんの自由で多様な声を参加者に届けるための準備とお考えください。

 

4. 開催日程:

第1回(大学生対象)2025 年 2 月 21 日(金) 18:00〜20:00(最大延長 20:30)予定

第2回(高校生対象)2025 年 8 月中旬(予定)

※  オンライン(zoom)での対話、ディスカッションを中心とする、参加型のイベントです。

※  両イベントとも、テーマは共通です。

 

5. 募集期間:

第1回(大学生対象)2024年9月1日〜12月15日

第2回(高校生対象)2025年3月1日〜6月15日(予定)

※ 第2回(高校生対象)の募集・開催日程については、第1回イベント終了後にあらためて広報します。

 

6. 応募方法:

以下の応募フォームよりご応募ください。

https://forms.gle/gJP6nMotBrFHWE1Q7

 

7. 参加証

イベントでの発表内容を事前応募によりとどけていただいた参加者には、
日本教育学会が発行する参加証明書を発行、授与いたします。

 

8. オンラインイベントの展開:

イベントでは、次のような対話の場を用意し、みなさんの関心を深めていきます。

1) 応募時の関心等に合わせて設定した小グループにて、発表していただく皆さんに加え、イベントの視聴を希望された方々含め、
当日の参加者全員でテーマに対する思いや考えを伝えあいます。

2) 各グループで見出された共通の話題について、教育学者とともに議論を深めます。

3) 各グループで検討された内容を持ちより、参加者全員で共有します。

4) イベントをふりかえり、教育学者(日本教育学会会員)による講評を行います。

 

9. お問い合わせ

日本教育学会 広報委員会

jera.koho [@ ] gmail.com(メールのみの受付となります)

 

教育関連学会連絡協議会 公開シンポジウム「教育学の社会的インパクトを考える」のお知らせ(2024年12月20日)

2024100920241009

【日時】2024年12月20日 (金 ) 18:00-20:00

【開催方法】Zoom ウェビナー

【主催】 教育関連学会連絡協議会

【共催】 SIP第3期研究開発テーマ

    「真正で探究的な学びを実現する教育コンテンツと評価手法の開発」

    (研究開発責任者:松下佳代)

    「デジタル・シティズンシップ・シティ:公共的対話のための学校」

    (研究開発責任者:草原和博)

【後援】 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)

【企画趣旨】

 研究評価の基準として社会的インパクトを重視する議論等,学問の社会的意義が問われる中,教育学もまた,教員養成等に止まらない社会的問題の解決への寄与のあり方が問われている。学問的な探究において,有用性から距離を置いたところで議論する自由は欠かせないが,一方で特に教育学という学問の性格からすると,広く教育に関わる現実社会の諸課題に無関心であることは難しい。教育学は,そうした問題に対して何かしらの知見を提供する応答責任から逃れることはできないだろう。では教育学は,どのような社会的インパクトを生み出し,どういう応答責任を果たすことができるのか。そして,文部科学省のみならず省庁横断的に,また産官学民で取り組まれている国家・社会の課題に対して,教育学はどのように向き合っていけばよいのか 。例えば,内閣府は,「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」第3期課題より,人文・社会科学的なアプローチが求められる課題群を本格的に設定するようになった。また,イノベーションを,技術的な側面だけでなく,事業,制度,社会的受容性,人材の各視点から総合的に推進するようにも求めている。本シンポジウムでは,SIPの取組も参照しつつ,教育学と現実社会との関わり方について考えたい。

■提案

西村 訓弘(三重大学・SIPプログラムディレクター)

草原 和博(広島大学)

伊藤 通子(東京都市大学)

■ 指定討論

美馬 のゆり(公立はこだて未来大学)

■ 司会・進行

石井 英真(京都大学)

鹿毛 雅治(慶應義塾大学)

【お申込み】

チラシのQRコードまたは下記URLからお申し込みをいただけます。

お申し込み後にオンライン会議に必要な情報をご連絡いたします。

(12月19日18時 申込締切)

https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_gWYMMEQ3QrCne3zcmo1AIg#/registration

【お問い合わせ先】

教育関連学会連絡協議会 事務局

jimu@jera.jp

「第3回 実践的研究助成ワークショップ」のご案内

2024-06-24 160710

各位

ニッセイ財団 児童・少年の健全育成助成
「第3回 実践的研究助成ワークショップ」のご案内
【11月17日(日)ハイブリッド開催・参加無料】
〇公益財団法人日本生命財団では、児童分野の研究を対象に「実践的研究助成」と称する助成を行っています。当助成は、現場の実践家(教育・保育、心理、医療・保健・福祉現場の専門職、職員等)を含めて研究チームを構成する等を特色とし、研究成果の社会還元・社会実装を目指すものとなっております。
今般、助成に採択された10チームの研究成果を本年11月17日(日)開催の公開ワークショップにて発表いたします。
〇ご参加は、来場(大阪・淀屋橋)・オンラインいずれも可能です。
ご希望の方は、下記ニッセイ財団のご案内URLからお手続きをしてください。

  ≪「第3回 実践的研究助成ワークショップ」のご案内URL≫
https://www.nihonseimei-zaidan.or.jp/jidou2/04.html
   
  【ご参考;ニッセイ財団 実践的研究助成公募概要】
    https://www.nihonseimei-zaidan.or.jp/jidou2/02.html

○当件のお問合せ先;公益財団法人日本生命財団
           児童・少年の健全育成助成(実践的研究助成)
      担当 堀本
       TEL;06-6204-4013
       メール;jidou-kenkyu@nihonseimei-zaidan.or.jp

日本特別ニーズ教育学会第30回記念研究大会開催のお知らせ

 現在、日本大学文理学部を会場として、日本特別ニーズ教育学会第30回記念研究大会の対面開催の準備を進めております。今年度も昨年度同様に、対面開催(10月19日〜20日)となります。多くの会員・非会員(臨時会員)にご参加いただき、議論を深めることができればと存じます。
 会場の日本大学文理学部は都心に近く、最寄駅の京王線下高井戸駅から徒歩7分ほどのアクセスも良い場所にあります。長崎大会以来の懇親会も予定しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第30回記念研究大会準備委員会委員長 髙橋智(日本大学文理学部教育学科)副委員長 西牧謙吾(日本大学文理学部教育学科)
事務局長 田中謙(日本大学文理学部教育学科)

 

日時:2024年10月19日(土)~20日(日)

会場:日本大学文理学部第3号館(対面開催予定)

   東京都世田谷区桜上水3-25-40 日本大学文理学部3号館
   *京王線・東急世田谷線下高井戸駅下車徒歩約7分
   *京王線桜上水駅下車徒歩約7分
   *小田急線経堂駅下車徒歩約20分

 

プログラム:

10月18日(金)「日本特別ニーズ教育学会第30回記念研究大会前日プログラム」

(少年院・少年鑑別所、特別支援学校、日本科学未来館、滝乃川学園石井亮一・筆子記念館、都立松沢病院日本精神医学資料館見学等)準備中・近日募集開始

 

10月19日(土)

準備委員会シンポジウム「特別ニーズ教育と福祉・医療との結節点」

 ①田中謙氏(日本大学准教授)、②高石啓人氏(日本大学助教)、③西牧謙吾氏(日本大学教授)

自由研究発表・若手チャレンジ研究会・ラウンドテーブル
懇親会(日大通り商店街の居酒屋「たつみ本店」)(先着60名)
※懇親会への参加を希望される場合は、「懇親会参加有」のチケットをご購入下さい。懇親会への参加は会場の定員に限りがあります(定員:60名)ので、早めにチケットのご購入をお願いいたします。なお、未成年の方で懇親会参加を希望される方は、下記メールにてご連絡の程よろしくお願いいたします。

 

10月20日(日)
〔30周年記念シンポジウム〕「なぜ日本特別ニーズ教育学会を設立したのか:学会創設のレジェンドが語る」

①窪島務氏(滋賀大学名誉教授)、②荒川智氏(茨城大学名誉教授)、③髙橋智氏(日本大学教授)

〔課題研究シンポジウム〕「当事者の視点から探る知的障害者の「学び」の本質と知的障害教育の課題」

①信田敏宏氏(国立民族学博物館教授)、②柴田保之氏(國学院大学教授)、③船橋秀彦氏(福祉型専攻科シャンティつくば)、④当事者Aさん、当事者Bさん

自由研究発表・若手チャレンジ研究会、学会総会等

 

学会プログラムや大会参加申込・発表申込手続きの詳細は以下、学会ウェブサイトよりご覧ください。参加申し込みは以下peatixウェブサイトにてお手続きをお願い致します。

 

【学会大会ウェブサイト】
https://www.sne-japan.net/%E7%AC%AC30%E5%9B%9E%E8%A8%98%E5%BF%B5%E7%A0%94%E7%
A9%B6%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E6%A1%88%E5%86%85

【参加申し込みサイト(Peatix)】
https://peatix.com/event/4034886

【日本特別ニーズ教育学会第30回記念研究大会へのお誘い】
https://www.sne-japan.net/%E7%AC%AC30%E5%9B%9E%E8%A8%98%E5%BF%B5%E7%
A0%94%E7%A9%B6%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E3%81%B8%E3%
81%AE%E3%81%8A%E8%AA%98%E3%81%84

お問い合わせ:                            
日本特別ニーズ教育学会第30回研究大会事務局

sneresearchconference@gmail.com

 

image002

日本教育学会 国際交流委員会主催 緊急セミナー 第2弾 コロンビア大学の学生デモから見る教員のジレンマと進行する正義の危機 A Teacher’s Dilemma at Columbia University: A Crisis of Justice, Ongoing

この度、教育関連学会連絡協議会では下記のセミナーを共催いたします。

2024-06-24 160710

日本教育学会 国際交流委員会主催 緊急セミナー 第2弾

コロンビア大学の学生デモから見る教員のジレンマと進行する正義の危機

A Teacher’s Dilemma at Columbia University: A Crisis of Justice, Ongoing

 

 2024年4月に、ニューヨークのコロンビア大学ではじまった、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザの攻撃についての大学のイスラエル支援に対する抗議活動は、瞬く間に全米、そして世界各地の大学に広がりました。イスラエルのガザに対する攻撃が激しさを増す中で、コロンビア大学では学生が泊まり込みで抗議しましたが、大学側は退去に応じない学生の停学処分を通告、この決定に対し、学生が建物を占拠して抗議すると、大学の要請を受けたニューヨーク市警はデモ参加者の強制排除を実施し、多くの逮捕者を出しました。このかん、いったい大学では何が起きていたのでしょうか。大学の当事者はそれをどう受けとめて過ごしたのでしょうか。なぜ若者の抗議活動は、コロンビア大学から全米、そしてヨーロッパや各地の大学へと拡大したのでしょうか。

 

 このたび、日本教育学会国際交流委員会では、コロンビア大学の学生の抗議活動に直面した同大学教員のジレンマと、進行する正義の危機について考える緊急セミナーを開催することにいたしました。講師として、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジで、音楽教育の哲学と民主主義、正義について研究するランドール・アルサップ教授をお招きし、コロンビア大学で起きたリアルについてお話いただきます。

 

 なお、本緊急セミナーは、2022 年 3 月 24 日(木)に開催された緊急セミナー「ウクライナ情勢を考える:教育学に何ができるか?」の第2弾になります。

 

日時:2024年8月7日(水)  20:00〜21:00

開催形式:オンライン開催

言語:英語(講演は Zoom の翻訳字幕を利用。質疑応答のみ通訳あり)

参加費:無料

事前申し込み制:7月31日(水)までに、下記のフォームにお申し込みいただいた方に、前日までに Zoomの参加方法のメールをお送りいたします。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc_
s6VkX7WVYZb5D966guIsCNusTt_TICoKw26YJMllK593OQ/viewform

主催:日本教育学会国際交流委員会

共催:教育哲学会国際交流委員会、教育関連学会連絡協議会、一般社団法人東アジア教育研究所

 

プログラム:

 

1.主催者代表の挨拶 小玉重夫(日本教育学会会長)

2.講演 講師:ランドール・アルサップ(コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ教授)

司会:上野正道(上智大学教授)

通訳:近藤真子(文教大学准教授)

3.質疑応答

 

講演者のプロフィール:

ランドール・アルサップ(Randall Everett Allsup) コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ教授(音楽・音楽教育学)。主著に、Remixing the Classroom: Toward an Open Philosophy of Music Education , Indiana University Press (2016)(同書は中国語でも出版され、ポルトガル語でも出版予定)など。アルサップ教授はまた、フルブライト奨学金を得て、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで教鞭と研究を行うと同時に、中国の廈門大学、および東洋大学の客員教授なども歴任。

 

お問い合わせ:

日本教育学会事務局 jimu [@] jera.jp

日本比較教育学会第60回大会公開シンポジウムのお知らせ(2024年6月30日(日))

日本比較教育学会第60回大会公開シンポジウム
「個と世界のつながりを再考する−コンヴィヴィアリティ(自立共生)を参照軸として−」

 

司会:
服部美奈(名古屋大学)

報告者:
橋本憲幸(山梨県立大学)コスモポリタニズムは個と世界を再接続できるか−マーサ・ヌスバウムの思想から
工藤瞳(慶應義塾大学)フレイレとコンヴィヴィアリティ−フレイレの思想・実践の限界から見えてくるもの
山田肖子(名古屋大学)循環し続ける個と世界の中で知を考える−アフリカ伝統社会の認識論とコンヴィヴィアリティ

指定討論者:
生澤繁樹(名古屋大学)

概要:
世界の分断と相互不信感が煽られる現代のなかで、それを乗り越えるような個のあり方や、個と世界とのつながりが改めて問われるようになっている。比較教育学は、多様な民族、宗教、政治体制、歴史を背景とする世界の国・地域の教育に関する研究や、教育の国際化・グローバル化といったテーマを研究することを通して、教育という視点から、個のあり方や、個と世界のつながりに関する知見を蓄積してきた。現在の私たちの世界では、多様化と世界標準化が同時進行している。多様な価値観や生き方を包摂する世界が構想される一方で、グローバリゼーションが生活の隅々まで浸透し始めた2000年代以降、教育の分野においても世界標準化が進んでいる。たとえば大学の世界ランキングやOECD生徒の学習到達度調査(PISA)は世界の教育達成状況 を共通の基準で測る試みであり、各国は改善という名のもとに21世紀型能力や非認知能力といったキータームを教育政策に導入し、共通の基準に追随せざるを得ない状況になっている。多様化と世界標準化が進む現代世界において、世界の分断や相互不信感を乗り越える個や、個と世界のつながりを今後、どのように問い直せばよいだろうか。答えを出すことが容易でない局面のなかで、単純な是非論や二項対立の 問題の立て方は現代の複雑な状況を理解するには充分ではない。本シンポジウムでは、絡まりあったこれまでの議論や二項対立的な議論からいったん距離をとり、あるいは論点をずらして、あえて素朴で単純な問いとして、個のあり方や個と世界のつながりを問い直したい。そのための一つの方法として、多様な国・地域の歴史的・文化的文脈のなかで育まれてきた思想を取り上げ、コンヴィヴィアリティ(自立共生)という概念を一つの参照軸として、個のあり方や個と世界のつながり、あるいは個と個の新たな関係性を考える軸を探究したい。本シンポジウムで取り上げる思想が生まれた地域や文脈はそれぞれ異なっており、アプローチも視点も異なる。それゆえ、これらの思想を交差させることにより、個のあり方、個と世界のつながりを再考し、さらに世界の多様な地 域を参照しつつ、教育のあり方を探究する比較教育学の今後の方向性を考えたい。

【日時】2024年6月30日(日) 15:00~17:00
【開催形式】名古屋大学 アジア法交流館(対面)・Zoomウェビナー(オンライン)
【参加費】公開シンポジウムは無料。どなたでもご参加いただけます。
【申込】オンラインでご参加の方は申し込み必須。2024年6月25日(火)締切
下記の申込フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/vYwTr3Bic89CXmN27

【Webサイト】日本比較教育学会第60回大会プログラム
http://www.gakkai.ne.jp/jces/taikai/60/programme.html
学会へのご参加は参加登録(有料)が必要となりますが、公開シンポジウムへは無料にてご参加いただけます。