シンポジウム「阪神・淡路大震災30年と次世代の多文化共生~問われる日本の教育と若者の未来〜」
開催日時:2025年1月25日(土)13:00~17:30
形態:対面・オンライン ハイブリッド
対面開催地:関西外国語大学 中宮キャンパス マルチメディアホール(大阪府中宮東之町16-1)
6,434人の犠牲者を出した阪神・淡路大震災が発生してから、1月17日で30年を迎えます。南京町や外国人学校・民族学校での炊き出しを含め、ルーツ関係なく同じ被災者として助け合いが始まり、関東大震災と同じ轍を踏むまいとボランティアや活動家らによる被災外国人に対する支援活動が繰り広げられたことから、「多文化共生」という言葉が広まりました。
現在の「多文化共生」という言葉や概念には課題も多いですが、30年という大きな節目を迎える今、その原点に立ち返り、高等教育という切り口から次世代の多文化共生について考えたいと思います。
日本学術会議地域研究委員会多文化共生分科会では、令和2年(2020年)8月に「外国人の子どもの教育を受ける権利と修学の保障―公立高校の「入口」から「出口」まで」と題した提言を発出しました。本シンポジウムでは、高校卒業後の進路、特に大学進学と高等教育に焦点を当て、この30年で何を達成し、何がまだ大きな課題であるのかを、様々な角度から照らし出し、共に考えてみたいと思います。
主催:関西外国語大学国際文化研究所/日本学術会議地域研究委員会多文化共生分科会
チラシ・プロフィール等詳細は
https://www.scj.go.jp/ja/event/2025/376-s-0125.html
https://www.kansaigaidai.ac.jp/headline/detail/?id=889
プログラム:
開会挨拶 竹沢泰子(日本学術会議会員/関西外国語大学国際文化研究所)
第一部 映画上映 (13:00~14:10)
司会 吉村真子(日本学術会議連携会員/法政大学)
「レモン」 (制作 松原ルマ8分)
「はざま-母語のための場をさがして」 (監督 朴基浩 38分)
第二部 シンポジウム (14:30~17:30)
司会 チャクル・ムラット(関西外国語大学短期大学部)
趣旨説明 竹沢泰子
講演1:吉富志津代(武庫川女子大学)
「教育の視点で「多文化共生」の30年を振り返る ~たかとりコミュニティセンターの活動から〜」
講演2:松原 ルマ ユリ アキズキ(会社員)
「多文化共生を、自分の経験から振り返る〜」
講演3:朴基浩(映像作家/NPO IKUNO・多文化ふらっとアドバイザー)
「外国ルーツの若者にとっての大学進学~母語教室をめぐる映像制作から見えてきたもの」
講演4:稲葉奈々子(日本学術会議連携会員/上智大学)
「多文化共生の対象外とされる子どもたち〜社会統合を高等教育の現場から考える〜」
全体討論 コメント:清水睦美(日本女子大学)
申込み :参加費無料・要事前申込(来場の事前申込が困難な方は、会場で手続きします)
参加申し込みフォーム:https://www.ocans.jp/kansaigaidai/schedule?fid=R8C6tqGZ
申込期日:会場:1月23日(木)まで。オンラインは開催日当日まで
問い合わせ : 関西外国語大学研究支援センター
メールアドレス: iri-2024(a)kansaigaidai.ac.jp ※(a)を@にしてお送りください。